製作記その3 バッフル板

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スピーカー・ユニットをはめ込むバッフル板の製作、実は結構難しい。何と言っても円形にくり貫くのがやっかいなのだ。専用工具が有れば然程困難な作業でもないのだが、ルーターでやるとなると…。先ずルーターの刃を沿わせる地具を作りくり、貫く板に固定してから刃を少しづつ出して根気よくくり貫いて行く。直線カット合板屋さんにお願い出来るんだけどね。曲線くり貫きは微妙なので自己責任で。

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綺麗に出来ました!18インチと15インチは穴1個だからまだ楽(?)か、な。

 

 

 

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こちらは10インチ×2だからちょっと大変。

 

 

 

 

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バッフル板表裏に制振塗料ダイポルギーを塗る。バッフル板の共振・共鳴を少しでも抑えられればそれだけ音抜けは良くなる、はずなんだけど…。効果が有るのかは「?」だけれど、どうせ前面には塗装するので試しに使ってみた。

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3枚塗って養生中。

 

 

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Tナットを打込む。少しだけ大きめに下穴を開けておくのがコツね。既存の多くのアンプ等は木クズを接着剤で固めた圧縮材や合板に木ネジでユニットを固定している。そもそもその手の物に木ネジは効かないし、経年変化で締め付けトルクを維持出来るとも思えない。板を前後からしっかり挟み込んで固定するこの方式に勝る物は無い。

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ユニット1個に尽きTナット8個、プラスユニットを保護するネットを固定する分のTナットもね。無心でひたすら叩き込む!

最後に脱落防止のタッカーを打込んで完成!