それ絶対おかしいって

ガンマ1
80年代。ゲームセンターにハングオンと言うのが有ったのをご存知だろうか?
バイク型のコントローラーに股がり車体を左右に倒しながらコースを走るゲームだ。車体を大きく傾けるにはかなりの加重が必要で身体を大きく投げ出してぶら下がるスタイルを取らなくてはならない。

海外では通常リーンアウトと呼ばれていたが日本では何故かハングオンと呼称されていた。
私の好きなレーサー、ケニー・ロバーツが日本のバイク雑誌でのインタビューで「ハングオン?それは英語として正しく無い。その言い方だとハングオフの方がまだ意味が通じる。」と語っていた。
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ま、ニュアンスは違うけどね、思い出すんよ、上記の話しを。
それは「誰それのはチョッパー、誰それのはスラップ」とかまことしやかに言ってる奴を見るとね。
なんじゃそりゃ?無知な誤解で勝手に分類するなっちゅーんじゃ。

ただ単に呼称の違いであって奏法・スタイルの違いや無いっちゅーねん。
チョッパーは意訳するとぶった切るなんて意味。映画イージーライダーで有名になったフロントフォークを大きく伸ばしたハーレーのスタイル。あれはパイプを切ったりリアサスのバネを切ったり取ったりしてリジットにしてカスタマイズするのでぶった切るチョッパーと呼ばれていた。

しかし、これは定かでは無いがベースのチョッパーと言う呼び方はどーも空手チョップのチョップから来ている様な気がする。確かにルイス・ジョンソンなんかはパーで思いっきり手を振り下ろすのでチョップするように見えるワケでチョップ、チョップがなまってチョッパーになったのか適当な英単語を当てはめたのか…。
対してスラップはアイスホッケーでパックを一旦止めてスティックで強くパッコーンと叩きつけるようなシュートをスラップショットと言ったりする。正にぶっ叩くって感じかな。
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どっちが正しいねん?ってそんなことはどーでもええ。またまたほんでこんな事を書くと「好みの問題やろっ」とか突っ込んで来る奴も居る。だからちゃうっちゅーねん。

呼称なんてどーでもええねん。ただ「誰それはパーでドカドカやからチョッパー」「誰それのはゲンコで軽くポンと弾くからスラップ」とか訳の解らん事を言う奴等が居るってこと。

チョッパーとスラップは奏法・スタイルの違いやと思ってる奴が意外に多いし、またそんな説明を若い連中にしてる間抜けも居る。もうええ加減にせいよ。まぁ、それでも他人が自分のやり方はチョッパーやとか俺のはスラップとか言うてるのはぜんぜん気にならへんけどね。
ほーじんはどっこいしょやからチョッパーとか言うてる奴等は「おまえのデコチンで連打したろかっ」とか思うね、正直。

ラリーグラハム氏は自身の奏法をサムピング&プラッキングと呼んでいるし。
チョッパーてのは日本ローカルな言い方で、海外の連中には通じんのよ。
「そこはチョッパーでお願い」とか言うと「え?ナニ?シールドでもぶった切るのか?」となる。

んで「好みの問題やろ!ずっとそう言って来たからチョッパーでええんじゃ!」とか言うて来る奴が居るやろけどな…。だから好きなように言えばええねんて

ただ指をにしたらとかにしたらとか、グーとかパーとか、ハジいたらとか振り抜いたとかであれはチョッパーでこっちはスラップとか言うのを辞めっちゅーんじゃ。それは絶対おかしい。間違いじゃ

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